陸上での風力発電所設置において、気候や地形の特性から山岳地帯が候補地になるが、起伏の激しい複雑な地形では風が乱れやすく、乱れた風は風車に悪い影響を与えやすい。そのため、建設候補地域の事前調査が非常に重要となる。
そこで衛星データを活用した事前調査で、正確な地形データから数値解析された“風況”の把握が可能になり、陸上における「風力発電地点設置場所」の選定精度が高まっている。
利用事例一覧:エネルギー・環境の資源を有効に使う
エネルギー・環境の資源を有効に使う 都市計画の環境評価シミュレーション
新しい建築物を設計する際には環境に配慮した計画が求められてくる。しかも敷地面積が広く、大規模建築物になるほど周辺環境に大きな影響を与える場合が多い。そこで都市計画においては、環境評価の指標の一つに“気流(空気の流れ)”が持ち入れられる。衛星データを用いた気流のシミュレーションでは、建設予定地の地形起伏、周辺の樹木などを配慮した解析が可能で都市計画に役立てられている。