RESTECは、国際協力機構(JICA)の「リモートセンシング技術利活用能力強化アドバイザー」として、研究開発部の伊藤拓弥及び加藤創史の2名をコンゴ民主共和国(コンゴ民)の首都キンシャサに派遣し、2020年2月4日から20日まで約3週間の研修を実施しました。
研修はコンゴ民の国家リモートセンシングセンターの職員を対象としたものでしたが、鉱山省、農業省、エネルギー省、国土安全保障省等、他省庁からも参加者があり、総勢80名が参加する大規模なものとなりました。また、研修初日には、同センターを所管する科学技術研究革新大臣も参加して挨拶を行いました。リモートセンシングに対するコンゴ民政府の関心の高さが伺えます。
日本の6倍の面積の国土に豊富な鉱物資源を有するコンゴ民は、衛星によるリモートセンシング技術に関心を持ち、約10年前から日本に技術的な支援を求めていました。2018年には国家リモートセンシングセンターを設立し、鉱山、農業、エネルギーなどの分野で衛星データの利用を目指しています。RESTECは、引き続きJICA及びコンゴ民と協力し、同国におけるリモートセンシング技術の導入を支援する予定です。