RESTECは、国際協力機構(JICA)による課題別研修「JICA-JAXA熱帯林早期監視システム(JJ-FAST)と衛星技術を活用した熱帯林管理(森林ガバナンス改善イニシアティブ付帯研修)」を2019年10月27日から11月15日まで実施いたしました。
今年度は、世界5カ国から8名(ブラジル1名、コンゴ民主共和国2名、モザンビーク2名、ガイアナ1名、ペルー2名)の研修員が参加しました。
本研修は、JICAと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発したJJ-FAST及びリモートセンシング技術の習得、熱帯林保全等のための能力向上を目的としており、今年で3年目を迎えます。
研修期間中は、JJ-FASTと衛星データ解析等の応用実習、我が国の森林管理に関する講義、JAXAのJJ-FAST開発チームとの議論を行った他、静岡県御殿場市にご協力いただき、実際の森林伐採エリアの視察やGISデモンストレーションの見学も行いました。また、研修のまとめとして、研修期間中に得た知識や経験を踏まえ、各研修員はJJ-FAST及び衛星データを活用した各国の森林管理及び森林保全に対する具体的なアクションプランを作成しました。研修期間中は、大変活発に質問や意見交換が行われ、リモートセンシング活用に対する関心の高さが伺えました。また、研修員同士もお互いに熱心にアドバイスし合い、各国の更なる森林管理の向上を目指す前向きな姿勢が印象的でした。
RESTECは、各国の森林管理に貢献すべく今後も取り組んでまいります。
2018年度JICA課題別研修「JICA-JAXA熱帯林早期監視システム(JJ-FAST)と衛星技術を活用した熱帯林管理(森林ガバナンス改善イニシアティブ付帯研修)」の実施結果はこちらです。
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当財団にて実施したJJ-FAST実習の様子
JAXAでの集合写真
静岡県御殿場市にて実施した現地視察の様子
JICA横浜での閉講式