RESTECは、山口県産業技術センターが主催する衛星データ解析技術研究会技術セミナーの応用編として、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)の衛星データを用いたアプリ開発の技術習得を目指す全6回(予定)の連続セミナーを同研究会の会員向けに実施しています。
山口県産業技術センターでは、衛星リモートセンシングデータを防災・農林・環境等の分野に応用する技術開発に向けて、産学公が連携したこの研究会を設立し、衛星データ活用ビジネスの創出に向けた支援を実施しています。
研究会はこれまで35回の技術セミナーを実施し、衛星データ活用に必要な基礎から応用技術習得の場を提供してきました。RESTECは昨年度よりその運営を支援しています。今年度のセミナーは、新規参加者・初心者向けの基礎編に加え、これまでセミナーに参加して衛星データの基礎・応用技術を習得した方を対象として、実践的なアプリ開発を学ぶ応用編も実施しています。
2020年6月26日(金)に開催した第1回セミナーでは、RESTEC研究開発部の門崎 学が講師となり、『衛星による地球観測』と題して、環境モニタリング衛星の概要、データ入手方法、及び可視化手法について3時間の講義と実習を行いました。受講者の皆さんからは、知識や技術を吸収して現場で利用していこうとするエネルギーが伝わってきました。
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、今回は当初計画していた対面形式からオンライン形式に変更して実施しました。山口県産業技術センターのご協力もあって、15名の受講者に対面形式と遜色ない講座を提供できました。残り5回のセミナーについても、受講者の安全に留意し、対面・オンライン形式を織り交ぜて効果的なセミナーを実施してまいります。
RESTECでは、この衛星データ解析技術研究会の技術セミナー応用編のように、お客様のご要望に応じて、特定分野の応用技術に関するオンデマンド研修も行っております。ご関心のある方は、リモセン研修ラボまでお問い合わせください。