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2020.03.19

【Tellusで東京の地表面変位データ公開中】RESTECソリューション便り(2019年度/第4号)

1.商品紹介

【新登場】東京の地表面変位データ Tellus上で公開中

「Tellus上で、東京(港区およびその周辺)の地表面変位データの無償公開を始めました!」

地盤沈下や斜面変動など、地表面の変位は社会インフラのメンテナンスにおいて非常に重要な情報です。

私共、リモート・センシング技術センターは、衛星搭載の合成開口レーダで取得した画像を解析し、過去から現在及び未来の地表面の変位をミリメートルオーダーで計測する地表面変位計測サービスRISE:Restec Interferometry SErvice)を2018年10月から開始しました。

従来、人が計測に入れなかった地点、他の手段ではコストがかかる広範囲の複数地点の地表面変位の把握に利用が可能であり、道路、鉄道、港湾、空港など、多くのインフラ施工や維持管理に活用されてはじめています。 より多くの方にこのサービスをご理解いただきたいと思い、2月27日にオープンした「Tellusマーケット」上に、東京湾沿岸部の地表面変位計測データの無償公開を始めました。

当面の対象地域は東京ですが、今後皆様からのご要望を考慮しながら領域を拡大することも想定しています。
これまでご活用・ご関心いただいている方々だけでなく、新たな業種の方々も是非この機会にご覧ください!

◆無料データはこちら(ご利用にはTellusのアカウント登録が必要です)
https://www.tellusxdp.com/market/tool_detail/restec/200

※Tellus(テルース):さくらインターネット㈱が経済産業省事業として運用している、クラウド上で衛星データの分析ができる日本発の衛星データプラットフォームです。2020年2月27日よりVer2.0の提供が開始され、「マーケットプレイス」がオープンとなりました。

◆SARインターフェロメトリについて
https://www.restec.or.jp/solution/rise.html

◆その他、東京以外のご関心エリアの解析もお気軽にご相談ください。
 電話  : 03-6435-6789
 連絡先 : rise@restec.or.jp

2.お知らせ

1)リモセン研修ラボ

◆e-LearningにSARリモートセンシング科目が新登場!
RESTECのe-Learningに新たなSARリモートセンシングの基礎を身に付ける3科目(「SARの概要」「SARの再生原理」「SARデータの特性」)の提供を開始し、5月31日まで10%割引となるキャンペーンを実施しています。自宅学習に最適なe-Learningで一緒に学びましょう。
>詳しくはこちらから(科目ごとの受講も可能です)

◆<開催延期>実利用者セミナー
3月17日に開催を予定しておりました実利用セミナーは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のため、やむなく延期させていただきました。今後の開催予定につきましては【リモセン研修ラボ】でご案内いたします。

3.活動紹介

1)ブラジルの3Dデータ事情

昨年末にブラジルの販売代理店からの招待を受け、ブラジル・ミナスジェライス州*1の州都ベロオリゾンテで開催された防災セミナーに参加し、AW3D®の紹介を行いました。

*1 ミナスジェライス州
日本の1.5倍の面積を誇るブラジル南東部の州。リオデジャネイロ・サンパウロの北に位置する。18世紀にゴールドラッシュを経験、鉄鉱石から金・ダイヤモンド等の宝石など様々な鉱山を有する鉱山州。

民間事業者や研究者、市の管理者など防災に携わる50名弱の参加者が集うセミナーであり、ミナスジェライス州防災局管理トップとの意見交換の場では、災害対応におけるAW3D®の活用について大きく関心をもって頂きました。

現在ブラジルでは、2018年に制定されたデジタル転換戦略「E-デジタル*2」に基づき、経済分野のICT利用が促進されています。E-デジタル達成のため、情報通信インフラ、研究開発、デジタル環境などのテーマにそった100以上もの行動計画が策定されているところです。

*2 デジタル転換戦略「E-デジタル」を制定(ブラジル)JETRO HPより

 

個別のテーマには、「自然災害の防止と減災」をはじめ、「スマートシティ」、「農業」といった人や物の位置・移動、地形に関連するものも多く含まれておりブラジル国内においても地理空間情報の重要性がより一層増していきます。

災害という観点では、2019年1月にミナスジェライス州で発生したダム決壊で100人以上の方が亡くなったニュースを覚えている方もいらっしゃると思います。AW3Dは、ダム周辺の決壊シミュレーション、被害状況の把握を目的とした業務に現在も利用されており、数多くの鉱山ダムを抱えるミナスジェライス州のダム関係者から、最高0.5m解像度を有する高精細地形データが持つ価値に評価を頂いております。

私たちは、全世界対応という地球観測衛星のもつ武器を最大限活用し、「災害」という世界共通の課題に皆様と共に取り組んでまいります。

AW3Dの商品情報はこちら

2)農業分野の従事者を対象にしたリモートセンシング研修を開催しました

2020年2月25日(火)、岩手県立農業大学校において、農業分野におけるリモートセンシング実務者研修を開催し、岩手県の農業普及員及び農学研究者12名が参加されました。
>続きはこちらから

3)森林・林業分野の従事者を対象にしたリモートセンシング研修を開催しました

2020年2月21日(金)に静岡県及び静岡県農林技術研究所森林・林業研究センターにご協力いただき、実利用者向け講座として、「森林・林業分野におけるリモートセンシング技術研修会」を静岡県総合庁舎(静岡市)にて開催いたしました。
>続きはこちらから

4.事例紹介

◆森林・林業分野における利用事例

森林・林業分野においても、森林資源の把握やモニタリングにリモートセンシング技術の活用が進んでいます。GISソフトを用いた衛星画像及びドローンからの撮影画像の解析技術や専門的知識が必要不可欠ですが、 無償ソフトのQGISを使用して、衛星画像から資源量の把握と樹種及び単木の抽出等を行って頂くこともできます。
>詳しくはこちらから
https://www.restec.or.jp/service/forest/index.html
https://rs-training.jp/from2022/record/forest-training_2019/

■RESTEC ホームページのご紹介

RESTECホームページ : https://www.restec.or.jp/
リモセン研修ラボ   :  https://rs-training.jp/from2022/
AW3Dホームページ   :  https://www.aw3d.jp/

■お問い合わせ先はこちらから

データ販売について : data@restec.or.jp
研修について   : https://rs-training.jp/from2022/contact/

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(※)「AW3D®」は、株式会社NTTデータと一般財団法人リモート・センシング 技術センターの登録商標です。
AW3D® Webサイト http://www.aw3d.jp/
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