2024年8月26日から9月6日まで、ブラジルから5人の研修生を招聘し、「AI技術を用いた森林減少予測のためのプログラミング研修」を実施しました。
本研修では違法森林伐採地の発見及び情報共有・情報伝達の改善を担うブラジル環境・再生可能天然資源院（IBAMA）の職員を対象とし、広大なブラジルアマゾン地域を取り締る優先・重点地点の選定と、伐採が発生しうる地点の早期予測の為のAIアルゴリズムの構築に関する研修を実施しました。本研修は2023年度から2年連続で実施しており、前年度から引き続き同じ研修生の方々が参加し、発展的な内容の研修を受講しました。研修生の方々からも、IBAMAにおける日々の業務に応用できる内容であったと評価を得ています。
なお、本研修は2021年度から5年にかけて行われている国際協力機構（JICA）の「先進的レーダー衛星及びAI技術を用いたブラジルアマゾンにおける違法森林伐採管理改善プロジェクト」の一環として実施しています。RESTECは、研修を通じてIBAMAの違法森林伐採活動の厳格かつ効果的な監視を通じたアマゾン熱帯林の保全活動に貢献しています。
