2024年2月4日から10日の日程で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)によるトレーニングをRESTECにて実施しました。今回は2019年度以来4年ぶりの本邦研修となりました。
アフリカの宇宙機関及び大学で活躍する4カ国10名の若手職員(ルワンダ3名、ジンバブエ3名、ケニア2名、エジプト2名)を招聘し、地球観測を目的とした小型人工衛星の開発・運用のためのリモートセンシング技術に関するトレーニングを提供しました。
トレーニングでは九州工業大学革新的宇宙利用実証ラボラトリーや株式会社アクセルスペース、JAXA地球観測センター、東京電機大学を訪問し、小型人工衛星開発や地球観測データの受信に関する講義や施設見学が行われる一方、RESTECでも衛星リモートセンシングによる地球観測の原理や衛星リモートセンシングデータの可視化に関する講義や実習が行われました。
招へい者は、日本の小型人工衛星開発及び地球観測技術に強い関心を示し、自国においてどのようにしたら小型地球観測衛星を開発・運用できるかについて活発な議論が行われました。
RESTECでは今後も様々な枠組を活用して、海外におけるリモセン人材育成に取り組んでまいります。