皆さま、こんにちは。研修課課長代理の道下です。
去る2019年7月28日(日)、中学・高校の先生を対象に Sensei with Google Earth Japan が主催した ブートキャンプ 2019 に参加してまいりました。 『Sensei with Google Earth Japan』 は、昨年の2018年8月に開催されたGoogle Earthブートキャンプをきっかけに結成された教育関係者のグループです。メンバーがとても熱心に Google Earth や Google Earth Engine など衛星リモートセンシングデータを利用したGoogle社のサービスを活用して教材を開発し、中高生に新たな学びを与えていると伺い、当日を楽しみにしておりました。
ブートキャンプでは、Google Earthの基本操作、 Street View や My Maps で調査した結果を共有して議論する協働学習法、バーチャルツアーを作成して参加者同士で共有する方法、Google Earth Engineを活用したプログラミングによる探求学習法など、アクティブラーニングの授業においてすぐに応用できそうな内容が数多く紹介されました。また、ライトニングトークでは、地理空間教育分野の第一人者の先生方より、自らのご経験を踏まえた熱いメッセージが届けられました。
今回、中学・高校の先生方と直接お話しさせていただき、リモートセンシングを教育現場に取り入れる上でのご苦労や喜びを知ることができました。また、リモートセンシングを教育現場に取り入れる上での、以下のような課題を伺いました。
【先生方の声】
・衛星リモートセンシングデータを教育現場で利用していて、そのままのカラー合成画像を中高生に見せるだけでなく、物理的な原理についても教えたいが、教師がそこまでを学ぶ機会が少ない。
・Google Earth Engineはデータの分析ができて色々と活用できそうだが、プログラミングが難しく、参考資料も英語のものが多いので手が届かない。
・RESTECが対面講座を実施していることは知っているが、普段の授業があり参加できない。
そのような皆さまには、当サイトの e-Learning講座 をお勧めしたいと思います。学びたい時に学べますし、理解の難しい箇所を繰り返し見ることができます。教育関係者の皆さま、是非お試しください。
RESTECも、今年度は子供向けのオンデマンド講座を実施いたしますので、今回学んだ教授法をうまく活用していきたいと考えております。