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2024.05.23

第8回ハンズオン講座でのご質問にお答えします!

第8回ハンズオン講座(2024年5月8日開催)のアンケート回答の中で、当日の質問内容を一覧化して欲しい、というご要望をいただきました。そこで“申込時にいただいた質問”、“当日の質問“、”アンケート回答内の質問“について、まとめてここでお答えいたします!たくさんのご質問をいただいていますが、重複している内容は集約してお答えしています。また、質問の内容で特に記載していない場合は衛星データ可視化ツールであるVEGA使用を前提にお答えしています。

 

Q. バンド構成のわかり易い説明を伺いたい

A: VEGAで使える衛星のバンド構成は利用マニュアルの「参照」ページをご覧ください。

VEGA利用マニュアル

Q. 青より短い波長では観測はできないでしょうか?

A: Sentinel-2衛星の場合、約443nmの波長帯のバンドがあります。衛星総覧の情報も併せて御覧ください。

衛星総覧 Sentinel-2A / 2B / 2C / 2D

Q. 光学衛星の解像度は?

A: Sentinel-2衛星の解像度は10mですが、商業衛星は最高で30cm程度の高解像度画像を取得しているものもあります。

 

Q. Sentinel-1もSentinel-2やLandsatのようにカラフルに可視化する方法はありますか?

A: VVVHRGBに割り当てることで疑似的にカラー化することは可能です。

 

Q. VEGAの衛星画像には大気補正と放射補正が施されていますか?

A: データセットのプルダウンメニューにある「地表面反射率」は放射補正及び大気補正済みのデータです。「大気上端反射率」は未補正のデータです。

 

Q. どういった場合に中間値、どういう場合に平均値を使った方が良いのでしょうか?

A: 目的に寄りますが、中間値はいくら雲のデータが多くても中央値を取れるので、全般的には中間値をお勧めします。

 

Q. GEE上ではタイムリーに各衛星データがすぐ利用可能になるものなのですか?

A: 概ね、観測が行われた日の夕方にはデータが取り込まれているようです。

 

Q. 設定値がよくわからないです。最小・最大の画素値の値は、どのように考えれば良いですか?

A: 光学衛星の場合、まずは最小値0、最大値は2000から3000くらいでお試し下さい。VEGAですと画素値を変えるのも簡単ですので色々チャレンジしてみてください。

 

Q. 画素値の最大値はピクセル毎に計算されていますか?

A: 最小、最大、平均、中間の値は全てピクセル単位で計算されています。

 

Q. 画素値0は0,0,0と3つ入れなくてよいのですか.3つ入れる場合はどういうときですか?

A: RGBとも同じ値にする場合は1つだけ値を入力すればOKです。1つでも異なる数字を入れたい場合には3つ入力してください。

 

Q. 画素値を使いこなす資料はどこかにありますか?

A: 資料のご用意はありませんがQGISなどの場合、ヒストグラムを確認した上で適切な値を取ることが多いです。ヒストグラムを確認してから画素値を設定する方法は「 光学リモートセンシング講座 」 で科目 “光学データの可視化” の時間に “ヒストグラムの確認” を実習で行っています。

光学リモートセンシング講座 

Q. 飛行機の機体は現在RGBの点になってしまっていますが、どのくらいの大きさのものだったら、この解像度で物体として見ることができますか?

A: Sentinel-2の分解能が10mなので、数十m四方の物体であれば認識できます。

 

Q. 業務での使用条件、客先等での2次利用の可否について知りたいです。

A: 衛星によって条件が異なりますが、今回使用したSentinelLandsatは二次利用可能です。

 

Q. 洪水前後で比較してみたくなりますね。土砂災害などでも活用されますか?

A: 大規模なものであれば衛星でも確認できるので、土砂災害でも活用されています。

 

Q. 日本での洪水、冠水(海外より規模が小さい)などの事例が見れるのか知りたいです

A: 日本での事例もあります。こちらのHPを紹介します。
https://www.restec.or.jp/business/research/solution-disaster.html
https://www.restec.or.jp/service/disaster/index.html

 

Q. 能登地震のデータを見たいと思います(金沢在住なので)。いい方法ないですか・・・?

A: フリーだとSentinel-2衛星ですが、JAXAや国土地理院はALOS-2による地殻変動の解析結果を公開しています。参考までに下記のリンクをご紹介します。

国土地理院
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/20240101_noto_earthquake.html

JAXA
https://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/jp/library/disaster/dis_pal2_noto_earthquake_20240110_j.htm

 

Q. 日本を対象として、フリーで利用できる衛星画像にはどのようなサイトがありますか?

A: VEGAの他にも、Google Earth EngineTellusSentinel Hub EO Browserなどがあります。

 

Q. H3ロケット2号機打ち上げの噴煙も見えますか?

A: 可能性はあります。が、打上げの日時にタイミング良く観測が行われる必要があります。

 

Q. Pythonを使った衛星データの分析の講座があれば受講したいです。

A: Pythonの講座を準備中で、2024年度中の開講を目指しています。期待していてください!

 

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