対面講座
光学リモートセンシング講座(オンライン形式)
開催日:2024年12月5日(木)〜2024年12月6日(金)
オンライン形式の生配信で開講します。
リモートセンシングの基礎知識を有しており、光学データをこれから扱いたい方を対象としています。光学センサの仕組みや、土地被覆分類等の解析技術について、実習でソフトウェアを使用しながら理解し、総合演習で実践的に課題解決できる技術を身に着ける講座です。
講座概要
講習日数 | 2日間 |
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講習形態 | 講義、実習及び総合演習 |
定員 | 16名 |
受講料 | 66,000円(税込) |
受講要件 | ・Windowsの基本的な操作ができること。 ・当財団のリモートセンシング基礎講座を受講されていること、もしくはリモートセンシングの基礎知識を有することが望ましい。 |
受講準備 | 受講が決定した方は、こちらから 受講マニュアル をダウンロードして受講準備を進めてください。 |
対象者 | 光学データを中心に、これからリモートセンシングデータの利用を考えておられる方を対象としています。 |
講師 | 当財団職員 |
内容及び到達目標 | 光学センサの基礎を学ぶ2日間の講座です。光学センサによる観測の仕組みやデータの補正処理などを講義で理解し、実際にソフトウェアを用いてスペクトル指数の計算、土地被覆分類、変化抽出など代表的な光学データの処理・解析を体験しながら、光学センサについての実務的な理解を深めることを目標としています。 講座の後半では受講者自身がテーマを決め、データの入手や習得した技術を用いたデータの処理・解析を行う総合演習があり、実践的に課題解決できる技術を身に着けることを目指します。 なお、内容については、適宜変更となる場合があります。 |
事前・事後学習用 e-Learning動画
事前・事後学習用にe-Learning動画を提供します(当日の講義を深く理解していただくため、事前学習を推奨しています)。なお、e-Learning動画は講座終了から30日後まで視聴いただけます。
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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(約30分) | 講義 | 電磁波とリモートセンシング | ・はじめに ・電磁波の概要 ・大気中のエネルギーの相互作用 ・地表面におけるエネルギー収支 ・センサの種類 |
電磁波の概要、大気中及び地表面におけるエネルギーについて理解する。 |
(約40分) | 講義 | センサ搭載プラットフォームと受動的光学センサ | ・はじめに ・プラットフォームとミッション ・カメラ ・走査系 ・立体視 ・代表的な衛星センサ ・データの選び方 |
様々なプラットフォームとセンサについて理解する。 |
事前・事後学習用テキスト : Earth Explorerの利用者登録及びログイン方法
本講座第1章の実習1で使用しますので、事前にこのテキストをお読みになり利用者登録をしてください。
1日目
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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10:00-10:15 (15分) |
準備 | 事前準備 | ・Web会議システムの使い方 ・ソフトウェアのセットアップ確認 ・実習用データの確認 |
オンラインの講座を受けるために必要な準備を整える。 |
10:15-10:55 (40分) |
講義 | 光学センサの撮像原理 | ・e-Learning動画『電磁波とリモートセンシング』『センサ搭載プラットフォームと受動的光学センサ』ポイント解説 | 光学データがどのように撮像されるか、その原理を理解する |
10:55-11:05 | 休憩 | |||
11:05-11:35 (30分) |
講義 | 光学データの処理レベルとプロダクト | ・レベル別の処理内容 ・データプロダクトの種類 ・データの入手方法 |
光学データがプロダクトになるまでに施される処理を理解した上で、様々なデータプロダクトを把握する |
11:35-12:10 (35分) |
実習 |
光学データの可視化(1/2) | ・グレースケール表示 ・カラー合成表示 |
光学データの可視化の原理を理解し、カラー合成等の技術を身につける |
12:10-13:10 | 昼休憩 | |||
13:10-14:00 (50分) |
実習 | 光学データの可視化(2/2) | ・カラー合成表示 ・画像の色調・コントラストの補正 |
(同上) |
14:00-14:30 (30分) |
実習 | 正規化植生指数などの作成 | ・正規化植生指数などスペクトル指数の原理と計算 | 正規化植生指数などスペクトル指数の原理を理解し、計算を行う技術を身につける |
14:30-14:40 | 休憩 | |||
14:40-15:30 (50分) |
実習 | デジタル画像分類処理 | ・画像分類の基礎(講義のみ) ・画像分類の手順 ・画像分類の評価とサンプリング |
分類処理の原理を理解し、教師付き分類を行う技術を身につける |
15:30-16:20 (50分) |
実習 | 変化抽出 | ・画像のカラー合成による変化抽出 ・画像間演算による変化抽出 |
多時期データから変化箇所・量を抽出する原理を理解し、変化抽出手法に関する知識と技術を身につける |
16:20-16:30 | 休憩 | |||
16:30-17:10 (40分) |
演習 | 総合演習(1/3) | ・取り組む課題を決め、仮説を立てる ・適切な衛星データを検索・入手する |
個人で課題を設定し、実習で学んだ手法を駆使して画像判読を行い、結果を発表することで、実際の利用を想定した課題解決の考え方と技術を身につける |
17:10 | 1日目 終了 |
講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。 |
※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。
2日目
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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10:00-11:00 (60分) |
実習 | 衛星画像の反射率変換と大気補正 | ・DN(デジタルナンバー)値から大気上端面放射輝度・反射率への変換 ・大気補正の基礎(講義のみ) |
DN値から大気上端面放射輝度・反射率へ変換する技術を身につけ、大気補正について理解する |
11:00-11:10 | 休憩 | |||
11:10-12:00 (50分) |
講義 | 光学データ解析事例 | ・光学データの解析事例 ・ハイパースペクトルデータの概要 |
ハイパースペクトルデータを含め、光学データの様々な解析手法と事例について理解する |
12:00-13:00 | 昼休憩 | |||
13:00-15:40 (160分) |
演習 | 総合演習(2/3)
※途中各自休憩10分を挟む |
・受講者ご自身による衛星データの解析(カラー合成、判読、検証等) | 個人で課題を設定し、実習で学んだ手法を駆使して画像判読を行い、結果を発表することで、実際の利用を想定した課題解決の考え方と技術を身につける |
15:40-15:50 | 休憩 | |||
15:50-16:40 (50分) |
演習 | 総合演習(3/3) | ・習結果の発表(各受講者) ・講師の講評 |
(同上) |
16:40-17:00 (20分) |
理解度テスト、質疑応答 | |||
17:00 | 講座終了 | 講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。 |
※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。
使用機器等 | ・実習及び演習ではWindows環境のコンピュータ端末を使用します。研修で使用する端末はご自身で準備ください。Macや他のOSを使用する場合は講義中のサポートは対象外とさせていただきます。 ・演習用ソフトウェアは、フリー且つオープンソースのGISソフトウェアであるQGISを使用します。 (QGISについては、http://qgis.org/ja/site/ をご参照ください) ・演習用データは、Landsat-8衛星のOLIデータを使用します。 |
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教科書 | 当財団作成の「光学リモートセンシング講座」テキスト |
参考書 | 「基礎からわかるリモートセンシング」(日本リモートセンシング学会編、理工図書、2011) 「改訂版 図解リモートセンシング」(村井俊治著、日本測量協会、2004) |
評価方法 | 総合演習において解析結果を提出していただき、適切に解析されたかを講師が判断いたします。また、理解度テストを実施します。理解度テストの正答率80%以上、かつ出席率80%以上の方に、修了証を発行します。 |
その他 | 講義の後、アンケートにご協力ください。 |
参考 | ・ 画像製品・サービス-沿岸環境情報サービス ・ 過去受講生の総合演習例 |