2020年度のリモートセンシング研修は新型コロナウィルス感染症拡散防止のため、オンライン会議システムZoomを用いて２講座を開催いたしました。

5月28日（木）に 『 リモートセンシング基礎講座 』 （講師：門崎学）、5月29日（金）に 『 Google Earth Engineを用いたリモートセンシング講座 』 （講師：小出理史）を開講しました。通常の集合研修以上の内容を受講者のみなさまにお届けするため、講師陣及び事務局は様々な工夫を凝らしました。特色の1つとして、事前学習用にe-Learning動画を提供いたしました。講義当日は、講師が最新情報や重要な内容を補足したので、受講者はより深い理解を得られたと思います。内容の濃い質疑応答もあり、オンラインではありますが、双方向性の高さを感じていただけたのではないでしょうか。

講義中はZoomのブレイクアウトセッション機能を用いて個別の指導も行いました。解析ソフトウェアの細かい操作方法など、他の受講者に気兼ねすることなくご質問いただきました。また、総合演習後には、画面共有機能を使って、受講者が解析した結果をそれぞれ発表していただきました。

受講者からは、以下のようなご好評をいただきました。

【リモートセンシング基礎講座】
「本講座で得た知識を今後の研究業務に活用できると感じました。」
「基本的な部分も丁寧に解説いただき良かった。」
「分かりやすくリモートセンシング全般について教えていただいて、とても理解出来ました。」
「幾何補正の実習に時間をかけられて納得感が得られました。」
「分からない点や質問に丁寧に答えてくださったので、ありがたかったです。」

【Google Earth Engineを用いたリモートセンシング講座】
「濃密な情報を短時間で教えていただき、大変勉強になりました。」
「思った以上に実践的な内容で良かった。」
「ビッグデータを使用できる可能性を感じました。」
「GEEは急速に機能が充実してきているので自分自身で日常業務をこなしながらアップデートすることが困難になっています。今回の研修は導入と概要把握にはとても役立ちました。」
「とてもいい刺激になりました。特に最近の動向の紹介は役立ちました。」

次回は、6月18、19日に予定している 『 SARリモートセンシング講座 』 もオンラインで開講いたします。