対面講座
【満員御礼】SARインターフェロメトリ講座(オンライン形式)
開催日:2024年6月27日(木)〜2024年6月28日(金) | 講座は終了しました
申込数が定員になりましたので、申込を締め切らせていただきました。
オンライン形式の生配信で開講します。
SARの基礎知識を有しており、これからインターフェロメトリ(InSAR) 解析を行いたい方を対象としています。InSARの基本原理や解析技術について、実習でソフトウェアを使用しながら理解し、総合演習で実践的に判読・分析する技術を身に着ける講座です。
講座概要
講習日数 | 2日間 |
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講習形態 | 講義、実習及び総合演習 |
定員 | 16名 |
受講料 | 66,000円(税込) |
受講要件 | ・Windowsの基本的な操作ができること。 ・高校/大学レベルの数学の知識の他、当財団のSARリモートセンシング講座を受講されていること、もしくは、合成開口レーダーの知識を有することが望ましい。地盤変動及び地殻変動の知識があるとなおよい。 |
受講準備 | 受講が決定した方は、こちらから 受講マニュアル をダウンロードして受講準備を進めてください。 本講座では高度な衛星データの処理を行いますので、使用されるコンピュータはRAMが16GB以上搭載されたものをご用意ください。 |
対象者 | InSARに興味をお持ちの方や、これからInSARの利用を考えておられる方を対象としています。 |
講師 | 当財団職員 |
内容及び到達目標 | 合成開口レーダー(SAR)の解析手法のうち、SARインターフェロメトリ(InSAR)に特化した2日間の講座です。インターフェロメトリの背景から実際の活用例までを取り上げ、実際にソフトウェアを用いてインターフェロメトリ解析を体験しながらInSAR についての理解を深めることを目標としています。また、研修後にご自身で、関心のある事象・対象を解析・検出するために適切な解析手法を選択できるようになること、または、目的に合った衛星データを発注できるようになることも目標としています。講座の初日は主にインターフェロメトリ画像の解析手法や判読手法、誤差要因等を学び、2日目は、画像の判読能力を高め、解析結果の解釈ができるようになるための演習を行います。 なお、内容については、適宜変更となる場合があります。 |
1日目
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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10:00-10:15 (15分) |
準備 | 事前準備 | ・Web会議システムの使い方 ・ソフトウェアのセットアップ確認 ・実演習用データの確認 |
オンラインの講座を受けるために必要な準備を整える。 |
10:15-11:05 (50分) |
講義 | InSARの背景 | ・InSARの歴史と動向 ・データセット、データ条件、入手先等 |
InSARの歴史や動向、解析に必要なデータセットとそれらデータセットの条件、入手先等について理解できる。 |
11:05-11:15 | 休憩 | |||
11:15-12:15 (60分) |
講義 | InSARの基本原理(1/2) | ・基本原理 ・InSAR画像の読み方 |
InSARの基本原理や判読方法、基礎的な解析手法等について理解する。 |
12:15-13:15 | 昼休憩 | |||
13:15-14:15 (60分) |
講義 | InSARの基本原理(2/2) | (同上) | (同上) |
14:15-14:25 | 休憩 | |||
14:25-15:25 (60分) |
講義 | 誤差要因 | ・InSARに含まれる誤差要因 ・水蒸気遅延 ・電離層 |
InSAR解析結果に含まれてくる誤差要因について、実際の事例を交えながら判読の際の注意点を理解する。 |
15:25-15:35 | 休憩 | |||
15:35-16:35 (60分) |
講義 | 時系列解析 | ・時系列解析について ・Persistent Scatterer Interferometry(PSI) ・Small Baseline Subset algorithm(SBAS) |
最新の解析手法であるInSAR時系列解析(PSI、SBAS)と通常の解析との違い及び利点等について理解する。 |
16:35-16:50 (15分) |
講義 | InSARデータ総合演習 (1/4) |
様々な事例のデータセットを使用したインターフェロメトリ解析及び判読 ①演習の概要 ②データセットの選択・入手 |
データセットを用いて、実際の利用を想定した判読及び分析技術を身につける。 |
16:50 | 1日目終了 | 講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。 |
※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。
2日目
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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10:00-11:00 (60分) |
実習 | InSAR解析実習 (1/2) |
・専用ソフトによるInSAR解析実習 | InSAR画像の見え方及び判読方法について、InSAR処理を行った、地震・火山・地盤沈下等におけるデータセットを通して理解する。 |
11:00-11:10 | 休憩 | |||
11:10-12:10 (60分) |
実習 | InSAR解析実習 (2/2) |
・解析結果の判読 | (同上) |
12:10-13:10 | 昼休憩 | |||
13:10-14:10 (60分) |
演習 | InSARデータ総合演習 (2/4) |
③データ解析、判読の実施 | データセットを用いて、実際の利用を想定した判読及び分析技術を身につける。 |
14:10-14:20 | 休憩 | |||
14:20-15:20 (60分) |
演習 | InSARデータ総合演習 (3/4) |
(同上) | (同上) |
15:20-15:30 | 休憩 | |||
15:30-16:30 (60分) |
演習 | InSARデータ総合演習 (4/4) |
④データ解析、判読結果のプレゼンテーション ⑤データ解析、判読結果に対する講師からの評価 |
(同上) |
16:30-16:50 (20分) |
理解度テスト、質疑応答 | |||
16:50 | 講座終了 | 講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。 |
※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。
使用機器等 | ・実習及び演習ではWindows環境のコンピュータ端末を使用します。研修で使用する端末はご自身で準備ください。Macや他のOSを使用する場合は講義中のサポートは対象外とさせていただきます。 ・欧州宇宙機関(ESA)が開発したフリーソフトウェア「SNAP」およびフリーかつオープンソースのGISソフトウェア「QGIS」を使用します。 ・実習及び演習用データは、Sentinel-1衛星のSARデータ(レベル1.1相当)を使用します。 |
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教科書 | 当財団作成の「SARインターフェロメトリ講座」テキスト また、教科書の他、当財団作成の「SAR用語集」、「SARに関する図書とWebサイトの紹介」及び「商用ソフトウェアとオープンソースウェア・フリーソフトウェアの紹介」を特別に配布いたします。 |
参考書 | 「リモートセンシングのための合成開口レーダの基礎 第2版」(大内和夫著、東京電機大学出版局) 「Radar Interferometry : Data Interpretation and Error Analysis」(RF Hanssen、Springer) 「Earthquake and Volcano Deformation」(Paul Segall、Princeton University Press) 「Imaging from Spaceborne and Airborne SARs, Calibration, and Applications」(Masanobu Shimada) |
評価方法 | 総合演習において解析結果を提出していただき、適切に解析されたかを講師が判断いたします。また、理解度テストを実施します。理解度テストの正答率80%以上、かつ出席率80%以上の方に、修了証を発行します。 |
参考 | ・ 過去受講生の総合演習例 ・ 画像製品・サービス-地表面変位計測サービス(RISE: Restec Interferometry Service) |