TRAINING対面講座

対面講座

【満員御礼】SARリモートセンシング講座(オンライン形式)

開催日:2024年6月13日(木)〜2024年6月14日(金) | 講座は終了しました

申込数が定員になりましたので、申込を締め切らせていただきました。

オンライン形式の生配信で開講します。
リモートセンシングの基礎知識を有しており、SARデータをこれから扱いたい方を対象としています。 SARセンサの仕組みや解析技術について、実習でソフトウェアを使用しながら理解し、総合演習で実践的に課題解決できる技術を身に着ける講座です。

講座概要

講習日数 2日間
講習形態 講義、実習及び総合演習
定員 16名
受講料 66,000円(税込)
受講要件 ・Windowsの基本的な操作ができること。
・当財団のリモートセンシング基礎講座を受講されていること、もしくはリモートセンシングの基礎知識を有することが望ましい。
・高校/大学レベルの数学の知識を有することが望ましい。
受講準備 受講が決定した方は、こちらから 受講マニュアル をダウンロードして受講準備を進めてください。
対象者 SARに興味をお持ちの方や、これからSARの利用を考えておられる方を対象としています。
講師 当財団職員
内容及び到達目標 合成開口レーダー(SAR)を基礎から学ぶ2日間の講座です。SARの仕組みや種類、歴史など、SARの基本的な解説ののち、実際の活用例を講義で取り上げ、また実際にソフトウェアを用いてSAR解析を体験しながらSARについての理解を深めることを目標としています。
なお、内容については、適宜変更となる場合があります。
事前・事後学習用 e-Learning動画

事前・事後学習用にe-Learning動画を提供します(当日の講義を深く理解していただくため、事前学習を推奨しています)。なお、e-Learning動画は講座終了から30日後まで視聴いただけます。

時間 形態 科目 構成 到達目標
(約45分) 講義 SARの概要 ・イントロダクション
・マイクロ波の特性
・衛星搭載SARの歴史と動向
マイクロ波の特性、各種SARセンサの諸元、目的に応じた観測モード等、SARデータに関する基礎的な知識について理解する。
(約70分) 講義 SARの再生原理 ・SAR画像再生処理の流れ
・レンジ圧縮
・アジマス圧縮
・SAR再生処理アルゴリズム
衛星によって取得されたSARデータがどのように再生されるのか、画像再生処理の流れや原理について理解する。
(約70分) 講義 SARデータの特性 ・SARデータの幾何特性
・SARデータの輝度特性
・SARデータの後方散乱係数への変換
衛星の違いによる観測結果への影響について理解する。
講座 1日目
時間 形態 科目 構成 到達目標
10:00-10:15
(15分)
準備 事前準備 ・Web会議システムの使い方
・ソフトウェアのセットアップ確認
・実演習用データの確認
オンラインの講座を受けるために必要な準備を整える。
10:15-12:00
(105分)
講義 SARの概要と原理

※途中休憩(約10分)を挟む

・e-Learning動画『SARの概要』『SARの再生原理』『SARデータの特性』ポイント解説 SAR衛星がどのように観測を行い、データが再生処理されるのか、その概要と原理について理解する。
12:00-13:00 昼休憩
13:00-13:30
(30分)
講義

SARデータプロダクト ・処理レベルの違いと観測画像
・SARの観測モード
SARの処理レベルやその事例、各観測モードの特徴等について理解する。
13:30-13:45
(15分)
講義 データアクセス ・SARデータの検索及び入手方法 Sentinel-1のデータ検索及び取得の方法を理解する。
13:45-14:15
(30分)
講義 SARデータの補正処理 ・強度画像に対する補正の基本理論 SARのオルソ補正、ラジオメトリック補正等、各種補正の概念を理解する。
14:15-14:25 休憩
14:25-15:15
(50分)
実習 SARデータの読み込みと後方散乱係数への変換 ・SARデータの読み込みと切り出し
・強度画像の後方散乱係数への変換(σ0の計算)
後方散乱係数への変換方法、及びノイズ低減の方法を身につける。
15:15-15:25 休憩
15:25-16:15
(50分)
実習 SARデータのカラー合成表示 ・2偏波観測データのカラー合成
・2時期観測データのカラー合成
SAR画像をカラー合成する2種類の方法を身につける。
16:15-16:55
(40分)
演習 総合演習(1/3) ・取り組む課題を決め、仮説を立てる
・サンプルデータ、もしくは他のデータを検索・入手する
個人で課題を設定し、実習で学んだ手法を駆使して画像判読を行い、結果を発表することで、実際の利用を想定した課題解決の考え方と技術を身につける。
16:55 1日目
終了
講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。

※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。

講座 2日目
時間 形態 科目 構成 到達目標
10:00-11:00
(60分)
講義 SARデータの解析事例 ・SARデータの解析事例 様々なSARの解析手法と事例について理解する。
11:00-11:10 休憩
11:10-12:00
(50分)
実習 SAR画像判読 ・様々なテーマにおけるSAR画像の判読 衛星画像の適切な判読技術を身につける。
12:00-13:00 昼休憩
13:00-15:40
(160分)
演習 総合演習(2/3)

※途中各自休憩を挟む

・受講者ご自身による衛星データの解析(カラー合成、判読、検証、等) 個人で課題を設定し、実習で学んだ手法を駆使して画像判読を行い、結果を発表することで、実際の利用を想定した課題解決の考え方と技術を身につける。
15:40-15:50 休憩
15:50-16:40
(50分)
演習 総合演習(3/3) ・演習結果の発表(各受講者)
・講師の講評
(同上)
16:40-17:00
(20分)
理解度テスト、質疑応答
17:00 講座終了 講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。

※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。

使用機器等 ・実習及び演習ではWindows環境のコンピュータ端末を使用します。研修で使用する端末はご自身で準備ください。Macや他のOSを使用する場合は講義中のサポートは対象外とさせていただきます。
・実習及び演習用ソフトウェアは、フリー且つオープンソースのGISソフトウェアであるQGISを使用します。
(QGISについては、http://qgis.org/ja/site/ をご参照ください)
教科書 当財団作成の「SARリモートセンシング講座」テキスト
教科書の他、当財団作成の「SAR用語集」、「SARに関する図書とWebサイトの紹介及び「商用ソフトウェアとオープンソースウェア・フリーソフトウェアの紹介」を特別に配布します。
参考書 「リモートセンシングのための合成開口レーダの基礎 第2版」(大内和夫著、東京電機大学出版局)
「Digital Processing of Synthetic Aperture Radar」(I.G.Cumming and F.H.Wong、Artech House)
「Synthetic Aperture Radar: Systems and Signal Processing」(J.C.Curlander and R.N.McDonough、Wiley Series in Remote Sensing and Image Processing)
評価方法 総合演習において解析結果を提出していただき、適切に解析されたかを講師が判断いたします。また、理解度テストを実施します。理解度テストの正答率80%以上、かつ出席率80%以上の方に、修了証を発行します。
その他 講義の後、アンケートにご協力ください。
また、本講座の発展的な内容となる、当財団の「SARインターフェロメトリ講座」、「SARポラリメトリ講座」のご受講もお勧めします。
参考 過去受講生の総合演習例
・ 画像製品・サービス-地表面変位計測サービス(RISE: Restec Interferometry Service)
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