対面講座
SARリモートセンシング講座(オンライン形式)
開催日:2024年10月10日(木)〜2024年10月11日(金) | 講座は終了しました
オンライン形式の生配信で開講します。
リモートセンシングの基礎知識を有しており、SARデータをこれから扱いたい方を対象としています。 SARセンサの仕組みや解析技術について、実習でソフトウェアを使用しながら理解し、総合演習で実践的に課題解決できる技術を身に着ける講座です。
講座概要
講習日数 | 2日間 |
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講習形態 | 講義、実習及び総合演習 |
定員 | 16名 |
受講料 | 66,000円(税込) |
受講要件 | ・Windowsの基本的な操作ができること。 ・当財団のリモートセンシング基礎講座を受講されていること、もしくはリモートセンシングの基礎知識を有することが望ましい。 ・高校/大学レベルの数学の知識を有することが望ましい。 |
受講準備 | 受講が決定した方は、こちらから 受講マニュアル をダウンロードして受講準備を進めてください。 |
対象者 | SARに興味をお持ちの方や、これからSARの利用を考えておられる方を対象としています。 |
講師 | 当財団職員 |
内容及び到達目標 | 合成開口レーダー(SAR)を基礎から学ぶ2日間の講座です。SARの仕組みや種類、歴史など、SARの基本的な解説ののち、実際の活用例を講義で取り上げ、また実際にソフトウェアを用いてSAR解析を体験しながらSARについての理解を深めることを目標としています。 なお、内容については、適宜変更となる場合があります。 |
事前・事後学習用 e-Learning動画
事前・事後学習用にe-Learning動画を提供します(当日の講義を深く理解していただくため、事前学習を推奨しています)。なお、e-Learning動画は講座終了から30日後まで視聴いただけます。
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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(約45分) | 講義 | SARの概要 | ・イントロダクション ・マイクロ波の特性 ・衛星搭載SARの歴史と動向 |
マイクロ波の特性、各種SARセンサの諸元、目的に応じた観測モード等、SARデータに関する基礎的な知識について理解する。 |
(約70分) | 講義 | SARの再生原理 | ・SAR画像再生処理の流れ ・レンジ圧縮 ・アジマス圧縮 ・SAR再生処理アルゴリズム |
衛星によって取得されたSARデータがどのように再生されるのか、画像再生処理の流れや原理について理解する。 |
(約70分) | 講義 | SARデータの特性 | ・SARデータの幾何特性 ・SARデータの輝度特性 ・SARデータの後方散乱係数への変換 |
衛星の違いによる観測結果への影響について理解する。 |
講座 1日目
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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10:00-10:15 (15分) |
準備 | 事前準備 | ・Web会議システムの使い方 ・ソフトウェアのセットアップ確認 ・実演習用データの確認 |
オンラインの講座を受けるために必要な準備を整える。 |
10:15-12:00 (105分) |
講義 | SARの概要と原理
※途中休憩(約10分)を挟む |
・e-Learning動画『SARの概要』『SARの再生原理』『SARデータの特性』ポイント解説 | SAR衛星がどのように観測を行い、データが再生処理されるのか、その概要と原理について理解する。 |
12:00-13:00 | 昼休憩 | |||
13:00-13:30 (30分) |
講義 | SARデータプロダクト | ・処理レベルの違いと観測画像 ・SARの観測モード |
SARの処理レベルやその事例、各観測モードの特徴等について理解する。 |
13:30-13:45 (15分) |
講義 | データアクセス | ・SARデータの検索及び入手方法 | Sentinel-1のデータ検索及び取得の方法を理解する。 |
13:45-14:15 (30分) |
講義 | SARデータの補正処理 | ・強度画像に対する補正の基本理論 | SARのオルソ補正、ラジオメトリック補正等、各種補正の概念を理解する。 |
14:15-14:25 | 休憩 | |||
14:25-15:15 (50分) |
実習 | SARデータの読み込みと後方散乱係数への変換 | ・SARデータの読み込みと切り出し ・強度画像の後方散乱係数への変換(σ0の計算) |
後方散乱係数への変換方法、及びノイズ低減の方法を身につける。 |
15:15-15:25 | 休憩 | |||
15:25-16:15 (50分) |
実習 | SARデータのカラー合成表示 | ・2偏波観測データのカラー合成 ・2時期観測データのカラー合成 |
SAR画像をカラー合成する2種類の方法を身につける。 |
16:15-16:55 (40分) |
演習 | 総合演習(1/3) | ・取り組む課題を決め、仮説を立てる ・サンプルデータ、もしくは他のデータを検索・入手する |
個人で課題を設定し、実習で学んだ手法を駆使して画像判読を行い、結果を発表することで、実際の利用を想定した課題解決の考え方と技術を身につける。 |
16:55 | 1日目 終了 |
講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。 |
※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。
講座 2日目
時間 | 形態 | 科目 | 構成 | 到達目標 |
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10:00-11:00 (60分) |
講義 | SARデータの解析事例 | ・SARデータの解析事例 | 様々なSARの解析手法と事例について理解する。 |
11:00-11:10 | 休憩 | |||
11:10-12:00 (50分) |
実習 | SAR画像判読 | ・様々なテーマにおけるSAR画像の判読 | 衛星画像の適切な判読技術を身につける。 |
12:00-13:00 | 昼休憩 | |||
13:00-15:40 (160分) |
演習 | 総合演習(2/3)
※途中各自休憩を挟む |
・受講者ご自身による衛星データの解析(カラー合成、判読、検証、等) | 個人で課題を設定し、実習で学んだ手法を駆使して画像判読を行い、結果を発表することで、実際の利用を想定した課題解決の考え方と技術を身につける。 |
15:40-15:50 | 休憩 | |||
15:50-16:40 (50分) |
演習 | 総合演習(3/3) | ・演習結果の発表(各受講者) ・講師の講評 |
(同上) |
16:40-17:00 (20分) |
理解度テスト、質疑応答 | |||
17:00 | 講座終了 | 講師はしばらく残りますので、質問があれば何なりとお聞きください。 |
※ 終了時刻は目安です。講座進捗状況により、前後する場合がございます。
使用機器等 | ・実習及び演習ではWindows環境のコンピュータ端末を使用します。研修で使用する端末はご自身で準備ください。Macや他のOSを使用する場合は講義中のサポートは対象外とさせていただきます。 ・実習及び演習用ソフトウェアは、フリー且つオープンソースのGISソフトウェアであるQGISを使用します。 (QGISについては、http://qgis.org/ja/site/ をご参照ください) |
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教科書 | 当財団作成の「SARリモートセンシング講座」テキスト 教科書の他、当財団作成の「SAR用語集」、「SARに関する図書とWebサイトの紹介」及び「商用ソフトウェアとオープンソースウェア・フリーソフトウェアの紹介」を特別に配布します。 |
参考書 | 「リモートセンシングのための合成開口レーダの基礎 第2版」(大内和夫著、東京電機大学出版局) 「Digital Processing of Synthetic Aperture Radar」(I.G.Cumming and F.H.Wong、Artech House) 「Synthetic Aperture Radar: Systems and Signal Processing」(J.C.Curlander and R.N.McDonough、Wiley Series in Remote Sensing and Image Processing) |
評価方法 | 総合演習において解析結果を提出していただき、適切に解析されたかを講師が判断いたします。また、理解度テストを実施します。理解度テストの正答率80%以上、かつ出席率80%以上の方に、修了証を発行します。 |
その他 | 講義の後、アンケートにご協力ください。 また、本講座の発展的な内容となる、当財団の「SARインターフェロメトリ講座」、「SARポラリメトリ講座」のご受講もお勧めします。 |
参考 | ・ 過去受講生の総合演習例 ・ 画像製品・サービス-地表面変位計測サービス(RISE: Restec Interferometry Service) |